ゴルフ専門サイトGDO、米ゴルフテックを子会社化

ゴルフ専門サイト大手のゴルフダイジェスト・オンライン（GDO）は6月1日、業務提携関係にあった米国ゴルフレッスン大手のゴルフテック（GolfTEC、本社：コロラド州エングルウッド市）の議決権割合60％を保有し子会社化すると発表した。

ゴルフテックは、米国、カナダ、メキシコ、日本、韓国など世界7カ国において、直営とフランチャイズを合わせ約190店舗でゴルフレッスン事業を展開している。プロによる個人レッスンやモーションセンサーなど最新の機器を用いたデータに基づくスイング診断サービスで高い顧客満足度を得ている。

地元紙「デンバー・ポスト」（電子版）は6月6日、同社の最高経営責任者（CEO）ジョー・アッセル氏の「われわれは、レッスン事業では米国で25％の市場シェアを持つ有力な企業だが、強くなかったデジタル事業分野を助けてくれるパートナーを得ることができた。2019年、GDOの力を借りた新たなデジタル事業を開始する計画だ。モバイルアプリを一新しているところなので彼らが助言してくれるだろう。また、eコマースのプラットフォームを立ち上げる考えもある」とのコメントを伝えた。

一方、GDOはゴルフテックをグループのグローバル戦略の要とし、世界中の店舗で得られるデータを活用することにしている。

（北條隆）