11月にソスノビエツで自動車分野のB2Bイベントを開催

(ポーランド)

ワルシャワ発

2018年06月14日

在ポーランド・イタリア商工会議所は6月7日、2018年秋に開催する自動車分野の「B2Bイベント」について記者会見を行った。

イベントは11月27~28日の2日間、ポーランド南部のソスノビエツ市で開催される。初日にはポーランドを中心とする自動車産業や電気自動車(EV)、自動運転などを議論するシンポジウム、2日目には完成車メーカーとTier1(1次下請け)、Tier2(2次下請け)といったサプライヤー間のB2Bミーティングが実施される。EVや自動運転などの新しいトレンドを背景に、メーカー間の国際的な連携を促進するのが目的だ。在ポーランドのドイツ商工会議所、英国商工会議所、フランス商工会議所、オランダ商工会議所、ジェトロなどが後援しており、イベントにはフィアットなどイタリアのメーカーだけでなく、さまざまな国の自動車関連企業300社程度が参加する予定。

このイベントは、2018年が2回目の開催となる。2017年の1回目にはフィアット本社からイノベーション責任者が参加するなど計95社が参加し、103件のミーティングが開かれたほか、名刺交換会では多数の交流が行われた。在ポーランド・イタリア商工会議所のピエロ・カナス会頭は「前回は準備期間があまりなかったが、今回は既にドイツ、日本、インド、韓国など多くの企業への案内を開始しており、多数の参加を期待している」とした。

記者会見では、ソスノビエツ市長、カトビツェ自動車クラスターの代表も列席したほか、ポーランドEV推進基金のマルチン・コロレツ会長、ポーランド自動車産業商工会議所(PZPM)のヤクブ・ファリス会長による講演も行われた。

イベントへの参加は有料だが、ジェトロを通じて申し込めば、割引が得られる。詳細はジェトロ・ワルシャワ事務所(pow-info@jetro.go.jp)まで。

写真 在ポーランド・イタリア大使館で行われた記者会見の様子(ジェトロ撮影)

(牧野直史)

(ポーランド)

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