韓国・アフリカエネルギー投資機関の設立で合意

5月22～24日に韓国・釜山で開かれた第6回韓国・アフリカ経済協力会議（KOAFEC）で、韓国政府とアフリカ開発銀行（AfDB）は「韓国・アフリカエネルギー投資機関（KEIF）」の設立に関する予備的合意書に署名した。

AfDBはこの機関でプロジェクト開発を中心に実施するとしている。一方、韓国政府はアフリカのエネルギー分野への支援として、家庭、学校、病院や農業、工業への電力供給およびその準備、建設、運営のために、譲許的および非譲許的融資（注）を5年間で6億ドル拠出するとしている。さらに、送電線の敷設などのアフリカの電力開発を支援する「パワー・アフリカ」に関する覚書にも署名。韓国は、AfDBの最優先事項の1つであるアフリカの電化で貢献が可能だとし、双方は2018年末までにプロジェクトを開始することを目指し、今後数週間にわたって実施方法の詳細を詰めるとしている。

（注）金利や償還期間などを緩やかな条件で融資するのが譲許的融資、それ以外の一般的な融資が非譲許的融資。

（井上尚貴）