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進むアルゼンチンとチリの経済連携

(アルゼンチン、チリ)

ブエノスアイレス発

2018年05月16日

5月15日に東京で開催された「アルゼンチン鉱業投資セミナー」〔主催:石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)〕にてマリオ・オスバルド・カベジョ・エネルギー鉱業省鉱物資源開発担当次官は「採掘した資源を太平洋岸の輸出港へ効率的に輸送するために、チリとの協力関係の強化は必須だ」とコメントした。

アルゼンチンにとっては、世界有数のシェールガス田でもあるバカムエルタ・ガス田や、チリ国境のアンデス山脈の東側州を中心としたリチウム、銅、金などの鉱物資源開発が一層進むことが見込まれている。

チリのピニェラ大統領がアルゼンチンを公式訪問

4月25日から26日にかけて、チリのセバスティアン・ピニェラ大統領がアルゼンチンを公式訪問し、アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領と会談した。2国間は近年、アルゼンチンの開放経済が進められることでもともと開放的な経済政策を進めていたチリとの連携が深まっている。

特に、アルゼンチンが南米南部共同市場(メルコスール)、チリが太平洋同盟のそれぞれ議長国となった2017年上半期には、メルコスールと太平洋同盟の連携が強化され、2国間の経済連携の話も進展した。その果実として、2017年11月には両国で貿易協定が締結され、両国の直接投資機会の調査グループを定める関連覚書も署名された。

加えて、チリが2018年11月にブエノスアイレスで開催されるG20サミットにアルゼンチンの招待国として参加することも確認された。アルゼンチン政府が包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP、いわゆるTPP11)加盟国とメルコスール国との連携強化の可能性を探っているともみられている。

今回の首脳会談では、通商、エネルギー、投資の分野での連携強化が議論された。両国政府は締結された貿易協定を速やかに国会に提出することを約束。また、エネルギー資源の貿易や輸送の自由化を定める協定が署名され、電力供給の相互接続に関する調査の方向性が固まった。

(クラウディオ・ボチャタイ)

(アルゼンチン、チリ)

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