グジャラート州、投資サミットを2019年1月開催

(インド)

アーメダバード発

2018年05月23日

グジャラート(GJ)州政府主催の外国投資誘致イベント「バイブラント・グジャラート2019」の初めての準備会合が5月10日、ニューデリーで開催された。J.N.シン州政府首席次官から説明されたイベント概要案を基に、18人の中央政府高官と州政府関係者が意見交換をした。

GJ州政府は、これまでイベントの目標としてきた投資先としてのアピールに加え、今回初めて貿易ハブとしてのポテンシャルについても焦点を当てることにした。イベントは、モディ首相が州首相だった2003年から2年おきに他州に先駆けて開催されており、9回目の今回は「バイブラント・グジャラート・グローバル貿易投資サミット」とし、2019年1月18~20日の開催で調整中だ。最近では各州においても同様の投資誘致イベントが開催されている中、同州はインドの中で最も有力な交易地としての地位も確立することを目指す。

グーグルなどを招待、若者やスタートアップにも焦点

GJ州政府は若者やスタートアップにも焦点を当てる。インド国内企業のほか、グーグルなどの世界トップ企業を招待し、若者に対して起業やスタートアップ分野のビジネス促進を図ることを計画している。

ジェトロはこれまでもパートナーカントリーとして同イベントに参加しており、ジャパンパビリオン運営やジャパンセミナー開催など行ってきた。前回は2017年1月10~13日に「持続可能な経済・社会の発展」を主テーマとして開催され、日本を含む12カ国がパートナーカントリーとして参加。モディ首相のほか、ケニア、ルワンダ、フランスなど100カ国以上から元首や閣僚、トップ企業の最高責任者(CEO)らが参加した。

(丸崎健仁)

(インド)

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