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MH州、プラスチック製品の使用禁止を発表

(インド)

ムンバイ発

2018年04月18日

マハーラーシュトラ州(以下、MH州)政府の環境部局は3月23日、環境規制・保護を推進することを目的に「プラスチックおよびポリスチレン製品の製造、使用、販売、移動、取り扱い、保管に関する通達」〔英文名:the Maharashtra Plastic and Thermocol Products(Manufacture, Usage, Sale, Transport, Handling and Storage)Notification,2018〕を発表した。インド国内においては、全29州・7直轄地のうち、既に17州で類似の規則が施行されている。

本通知は、非生分解性素材を利用した製品を広範に規制するもので、MH州全域で主に次の事項が禁止される。

  • レジ袋(原文:plastic bags)の製造、使用、移動、配布、卸売り・小売りおよび保管、輸入
  • 非生分解性の素材で作られた、使い捨ての皿、コップ、スプーン、フォークやストローの使用
  • 非生分解性の素材で作られたものによる包装

500ミリリットル未満のペットボトル商品禁止

また、ペットボトルに関しても主に次のような規制が設けられた。

  • 容量が500ミリリットル未満の商品の禁止
  • 使用後ペットボトルの買い戻しシステム、回収・リサイクルシステムの導入:導入までこの通知から3カ月の猶予が設定されており、それぞれ数ルピーの買い戻し金額が設定されている。一方で、医薬品のPETおよびプラスチック包装などには引き続き使用が可能となっている。

規制が発効した3月23日以降、しばらくはスーパーマーケットでこれまでどおりレジ袋が買い物時に渡されていたが、4月に入るとムンバイ市内の商店やマーケットでもレジ袋が使用されなくなった。規則の詳細に関して、日々多くの通達が州政府から発出されており、本規制の動向は今後も注視する必要がある。

レジ袋などを製造する企業の業界団体は規制の無効化をボンベイ高等裁判所に訴え、同時に7年間の猶予を州政府に求めている。また、この規制により現状1,500億ルピー(約2,400億円、1ルピー=約1.6円)規模の産業が失われ、約8万人が職を失うと激しく批判している(「タイムズ・オブ・インディア」紙4月13日)。

(比佐建二郎、ナグラニ・ワタナベ)

(インド)

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