習国家主席、海南省に自貿区と自由港設立を発表

(中国)

広州発

2018年04月20日

習近平国家主席は4月13日、海南省で開催された同省および経済特区設立30周年大会で講演を行い、同省に自由貿易試験区と自由貿易港を設立すると発表した。また、4月14日に、国務院は「海南における改革開放の全面的な深化についての指導意見(以下「指導意見」)」を公開し、タイムスケジュールなどを明らかにした。

「指導意見」では、自由貿易試験区と自由貿易港の発展目標として、2020年までに「自由貿易試験区の建設が重要な進展を遂げ、国際開放のレベルを大きく向上させる」、2025年までに「自由貿易港制度の基礎を確立し、国内で一流のビジネス環境を整備する」、2035年までに「自由貿易港の運営モデルをさらに成熟させ、ビジネス環境を世界上位にランクインさせる」、21世紀の半ばには「社会主義の現代化を率先して実現し、高度な市場化、国際化、法治化、現代化の制度システムを形成し、総合競争力と文化影響力を有する地域になる」と定めた。

「指導意見」の全文は中国政府のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで閲覧できる。

(黄冬瑩)

(中国)

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