第8回投資会議がドバイで開催

(アラブ首長国連邦、エジプト)

カイロ、ドバイ発

2018年04月19日

4月9~11日に、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ・ワールド・トレードセンターで第8回年次投資会議(AIM)が開催された。中東北アフリカへの外資誘致を目的にUAE経済省が主催するもので、域内の主要イベントと位置付けられている。

会議には140カ国以上の投資家、代表団、政府関係者などが参加した。テーマは「外国直接投資を通じた持続可能な発展」で、第4次産業革命への投資や技術による生産性向上と成長のほか、インフラプロジェクト、ソブリン・ウェルス・ファンドおよびプライベートエクイティー・ファンドのための官民パートナーシップと役割などが議論された。

エジプト投資庁がWAIPAのMENA地域リーダー国に

世界投資促進機関(WAIPA)は、キャパシティービルディングをテーマにしたワークショップなどを主催したほか、注目が高い域内リーダー国の選定を行った。今回はエジプト投資庁(GAFI)が2006年以来12年ぶりに選出された。シャルジャ首長国やクウェート、パレスチナ、チュニジアなどから支持を受けた結果だ。

またGAFIは、AIMが選出する最優秀投資促進機関としても表彰された。ナスル投資国際協力相の代理で出席したGAFIのモナ・ゾバ長官は、会議で大きな成果を得たとコメントした。GAFI関係者によると、今回の結果を受けて早速新たな投資プロジェクトに向けた計画を策定した。エジプトは2017年までの外貨不足や景気低迷から脱却し、経済成長に向けて着実に取り組みを進めている。

(常味高志、山本和美)

(アラブ首長国連邦、エジプト)

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