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第1四半期GDP成長率は7.4%、過去10年で最も高い伸び

(ベトナム)

ハノイ発

2018年04月13日


ベトナム統計総局によると、2018年第1四半期の産業別の実質GDP成長率は7.4%で、同時期としては過去10年間で最も高い伸びを記録した。

業種別では、農林水産業が4.1%(前年同期比2.1ポイント増)、工業・建設業が9.7%(5.5ポイント増)、サービス業が6.7%(0.2ポイント増)と、いずれの業種も前年同期と比べてプラス成長となった(表参照)。農林水産業のうち、特に水産業は4.8%(1.3ポイント増)と好調で、養殖エビの生産量が前年同期比で7.9%増と、堅調に伸びたことが一因となっている。

表 第1四半期の実質GDP成長率とCPI上昇率の推移

好調な製造業が高成長を牽引

経済成長を牽引した工業・建設業の中でも、特に製造業が13.6%(5.3ポイント増)と好調だった。同分野のうち主力となる「電話機・同部品」は、同時期の輸出額が前年同期比58.8%増の123億3,200万ドルと大幅に伸び、好調な外需に支えられたことが成長に貢献した。

サービス業については、卸・小売業や宿泊・飲食分野が成長を支えた。小売売上高が前年同期比10.0%増と堅調に伸びたほか、外国人訪問者数も30.9%増加するなど、引き続き高い水準を維持した。

GDPの産業別構成比は、農林水産業10.3%(前年同期11.2%)、工業・建設業35.3%(34.1%)、サービス業43.8%(44.0%)、税金(補助金を除く)10.6%(10.8%)と、前年同期と比べて工業・建設業の割合がやや増加した。

CPI上昇率は政府目標の範囲内に

第1四半期の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同期比2.8%(2.1ポイント減)で、政府が目標としている4.0%を下回った。「医療サービス」が35.3%、「教育サービス」が7.3%と上昇率が高かった一方、「食品類」はマイナス1.5%となった。一方で、食料品や燃料など変動の大きい品目を除いたコアインフレ率は前年同期比1.3%にとどまった。

このような経済情勢を踏まえ、グエン・スアン・フック首相は4月2日の閣議で、2018年経済成長率は最低でも6.7%とする方針を明らかにした。

(竹内直生)

(ベトナム)

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