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デサント、韓国での経験を生かして米国アトランタに進出

(米国)

米州課

2018年03月26日

スポーツ衣料大手のデサント(本社:大阪市)は1月16日、ジョージア州アトランタに新規に子会社を設立することを発表した。子会社では、韓国で培った経験を基に現地の需要に応じた商品の企画、開発、販売を行い、アスレチックウエアとゴルフウエアの市場競争力の強化を図る。同社グローバル事業推進部の佐々木洋部長代行・広報IR課長に話を聞いた(2月23日)。

子会社を設立し、韓国での経験を生かす

デサントは従来、米国市場ではスキーウエアを販売してきたが、主力商品であるアスレチックウエアについては扱っておらず、今回が米国市場への進出の初挑戦となる。アスレチックウエアの海外展開については2000年に韓国市場への進出を果たし、その経験を生かして中国、欧州へ進出するなど、順調にビジネス拡大を進めてきた。今回の進出についても、在韓国の子会社デサント・グローバルリテールが推進役を担った。

2017年に米国進出に向けたプロジェクトを始動した同社は、まず米国法人の柱となる人材探しに着手した。米国のアスレチックウエア市場に詳しい人材が社内におらず、米国市場での経験が豊かな人物を必要としたのだ。米国法人の責任者に就任するフリッツ・テイラー氏は、まさに同社が求めた条件に合致した人物だった。同氏は複数の大手スポーツ衣料メーカーで30年近いビジネス経験があり、前職では米国の大手スポーツ衣料メーカーでランニング部門の責任者を務めていた。

直営店をアトランタから主要都市に展開へ

進出先の選定でも、テイラー氏の意向が強く働いた。進出先として決めたジョージア州を含む米国南部は人口の増加ペースが速く、近年、市場として注目されている。デルタ航空の本社があり、国際空港、海港などロジスティクス条件にも優れることで有名だ。同社は州都のアトランタに直営1号店を開店する予定で、その後、他都市にも直営店を広げる計画だ。

広い米国では、地域によって商圏が複雑に分かれており、セールスネットワークを構築するのに時間を要する。同社は直営店に加えて、電子商取引(EC)を組み合わせてブランドの浸透を図ることを計画している。

現地市場に合わせた製品開発も狙う

同社は拠点立ち上げ時点から、2桁の社員数を採用することを予定している。既に進出した韓国で培った経験を基に、進出後直ちに現地のニーズに応じた商品の企画、開発、販売にすぐに着手するのが狙いだ。数年後に黒字転換することを目指す。

米国展開では、「米国での利益化はもちろん、デサントブランドのスキーウエアにとどまらない『通年型』『グローバル』スポーツブランドとしてのブランド・アイデンティティーと競争力の強化を図る」と佐々木氏は話した。

(秋山士郎)

(米国)

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