デジタル技術でASEAN各国の人に金融サービスの恩恵を－世界最大級のフィンテック・イベントが開催（2）－

11月に開催されたフィンテック専門の大型イベント「第2回フィンテック・フェスティバル」では、金融口座を持たない人や中小企業が広く金融サービスの恩恵を享受できるようにする「金融包摂（ファイナンシャル・インクルージョン）」が1つの焦点となった。シンガポール通貨金融庁（MAS、中央銀行に相当）はフィンテックのASEANの統一開発プラットフォームの立ち上げを発表するなど、域内の金融包摂に向けた新たなイニシアチブが始動している。連載の後編。