31歳のクルツ首相率いる右派連立政権が発足

(オーストリア)

ウィーン発

2017年12月21日

中道右派の国民党と右派ポピュリズム政党の自由党による連立政権が12月18日に発足、31歳のセバスティアン・クルツ国民党党首が首相に就いた。首相を含む閣僚ポストは国民党9、自由党7と分け合ったが、自由党は外務、内務および防衛といった重要ポストを手にした。新内閣の政策の柱は、選挙戦の主要テーマだった難民受け入れ数の削減、行政および社会福祉制度の改革、ビジネス環境の改善、安全保障の強化などだ。新内閣は親EU志向を強調し、自由党の選挙公約だったEU離脱の是非を問う国民投票は政策から除外された。

ビジネス短信 6b910bbff49714e6

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