カタルーニャ州、「独立」を保留し対話路線に-中央政府は自治権停止を視野に最後通告-

(スペイン)

マドリード発

2017年10月12日

独立機運で緊張の高まるカタルーニャ州のカルラス・プチデモン州首相は10月10日、中央政府との対話を通じて問題解決を図るべく、「独立宣言の発効を数週間延期」することを州議会で提案した。ラホイ首相は「独立」を撤回することなしに対話に応じることを拒否し、19日までに撤回しない場合は同州の自治権停止に踏み切る構え。同州では金融機関をはじめ大手30数社が本社を州外に移転させており、経済界からは「独立」への懸念が高まっている。

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