大手銀行や多国籍企業に課税、インフラ投資を強化-2017/2018年度連邦予算案-

(オーストラリア)

シドニー発

2017年06月13日

スコット・モリソン財務相は5月9日、2017/2018年度の予算案を発表した。財政収支で203億3,100万オーストラリア・ドル(約1兆6,875億円、1豪ドル=約83円)の赤字となるものの、2019/2020年度には27億2,900万豪ドルの黒字化が見込まれる。連邦政府は今回の予算案策定の原則を「平等」「保障」「機会」の3点とし、国内大手銀行や外国人労働者を雇用する多国籍企業への課税を強化する一方、生産性の高いインフラへの投資を通じた経済成長を目指している。

ビジネス短信 bbba89e365cd7089

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