一般化粧品の輸入届け出制を上海市浦東新区で試行

＜手続きは5営業日以内に短縮の見込み＞

　国家食品薬品監督管理総局と国家質量監督検査検疫総局は1月10日、「上海市浦東新区での非特殊用途化粧品（一般化粧品）届け出制管理の試行に関する公告」を公布した。一般化粧品の輸入会社の国内登録地や輸入税関が上海市浦東新区にある場合には、現行の審査制に代わり届け出制となる。試行期間は3月1日から2018年12月21日までとなっている。

　届け出制の試行により、従来4～5ヵ月かかるとされていた一般化粧品の輸入手続きは5営業日以内に短縮されるという。

　これに関連して、上海市食品薬品監督管理局と上海出入国検査検疫局は2月4日、一般化粧品届け出制の手続きガイドを公布した。それによると、オンラインでの届け出は、国家食品薬品監督管理総局のウェブサイトまたは中国（上海）自由貿易試験区内の2つの窓口を通して行う。また、2月22日には、一般化粧品届け出制試行の実務を担当する「上海一般化粧品輸入届け出改革試行弁公室」が同自由貿易試験区内に設けられた。

（文涛）