「軽微な移民制限」にとどめる連邦法が成立-EUとの経済関係を重視した妥協の産物-

(スイス)

ジュネーブ発

2017年01月25日

 スイス連邦議会両院は2016年12月16日、「外国人に関する連邦法」案を可決した。移民の制限を軽微なものにとどめるとの内容。2014年2月の国民投票で、右派国民党が発議した「大量移民制限案」が50.3%という僅差の賛成多数で承認されて以降、連邦政府はEUとの間で「人の移動の自由」協定をめぐり難しい対応を迫られていたが、国民発議は、立法化の期限(2月)ぎりぎりのタイミングで連邦法として成立した。

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