成長率2%前後か、米国の政策と石油部門の回復がカギ-2017年の経済見通し-

(メキシコ)

メキシコ発

2016年12月26日

 2016年のメキシコ経済は、2014年後半からの原油価格の下落と石油生産の減少により、鉱業分野の低迷が続いた。建設部門は民需が好調ながら、原油収入の減少からくる土木インフラ関係の公共投資削減などが響いた。内需が牽引するサービス産業は好調に推移しているため、実質GDP成長率は2016年通年で2%前後になる見通しだ。2017年の成長率も2%前後で推移すると見込まれるが、米国次期政権の政策の行方と石油部門の回復がカギとなる。

ビジネス短信 10d15331d315573c

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