離職抑止策を講じる日系企業、解雇難への対応も-マレーシアの労務事情(2)-

(マレーシア)

アジア大洋州課

2016年11月30日

 アジア共通の労務課題として、「離職率の高さ」がある。高い賃金を求めて転職する「ジョブホッピング」が大きな要因だ。マレーシアにおいても日系企業では、賃金の引き上げや賃金以外のインセンティブなどさまざまな離職抑止策を実施している。その一方で、労働者保護が色濃い雇用法により、「従業員の解雇の難しさ」も課題となっている。雇用契約書や就業規則だけでなく、客観的な証拠を残すなどの対策が重要だ。

ビジネス短信 708d8893dc52d9e4

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