新エネ車購入補助金の不正受給が横行-業界は2016年の販売予測を3割近く下方修正へ-

(中国)

上海発

2016年10月07日

 新エネルギー車の販売資料の偽造などによる購入補助金の不正受給が横行していることが、政府の調査で明らかになった。江蘇省蘇州市の有力バスメーカー金竜聯合汽車がだまし取った金額は5億元(約75億円、1元=約15円)を超え、最大規模となった。地場大手自動車メーカー奇瑞汽車(本部:安徽省)の子会社も多額の不正受給を行っていた。中国自動車工業協会は不正受給の横行を受け、2016年の新エネ車販売量の予測値を3割近く下方修正する可能性を示唆した。

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