国鉄とアルストム、次世代TGVの詳細を発表-政府は「事前協議なし」と批判-

(フランス)

パリ発

2016年09月15日

 フランス国鉄と鉄道車両アルストムは9月7日、共同開発する次世代高速鉄道(TGV)事業の詳細を発表した。省エネ型の第5世代TGVを2017年末までに低コストで開発し、2022年導入を目指す。アルストムは同事業により下請けを含め約4,000人の雇用が創出されると説明した一方、東部ベルフォール工場でのエンジン製造を2018年までに停止し、従業員を400人減らすとした。同社筆頭株主の政府は「事前協議なしの突然の発表」と批判、最終的な決定を下す前に政府や労組などとの協議を行うよう求めた。

ビジネス短信 7dcec2c403108d40

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