2015年の対外直接投資残高は2割超の増加

(カナダ)

トロント発

2016年05月25日

 カナダ統計局は4月26日、2015年末時点の対外・対内直接投資残高を発表した。対外直接投資はカナダ・ドル(Cドル)安の影響もあり、前年比21.8%増の1兆52億Cドル(約84兆4,368億円、1Cドル=約84円)で、2008年以降で最大の伸びを記録した。米国と英国に加えて軽租税国への投資が中心で、分野は金融・保険が約4割を占めた。一方、カナダへの対内投資残高は6.8%増の7,685億Cドルだった。5割強を米国が占め、分野別では製造、エネルギー、持ち株会社の上位3分野のシェアが約65%となった。

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