脚光を浴び始める観光産業の振興-新たな雇用と歳入増に期待-

(サウジアラビア)

リヤド発

2016年01月29日

 アラブ首長国連邦のドバイを観光で訪れる日本人が増えているが、隣国サウジアラビアの観光業と聞いてなじみのある日本人は多くないだろう。日本~サウジアラビア間に直行便がなく、観光ビザもないことから観光目的での入国が難しいためだ。そうした中、イスラム教の2大聖地を抱える同国では、巡礼者を観光業に取り込む「巡礼ツーリズム」の動きが活発だ。国内では観光産業の振興が、新たな雇用確保や、原油輸出を補完する財政収入となることが期待され始めている。

ビジネス短信 a01d0320a239170b

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