需要は旺盛も非日系企業を交え競争が激化-外資系企業のサービス産業への進出状況(1)-

(アジア、オセアニア)

アジア大洋州課

2015年11月12日

 日本の国際収支統計によると、2014年の日本のアジア地域向け直接投資額は3兆6,801億円に上る。うち非製造業は1兆9,998億円で、54.3%と過半を占めるようになった。これまで日本は、アジア地域を中心に旺盛な製造業の直接投資を拡大させ、広範な生産ネットワークを築いてきた。しかし最近は、卸・小売り、通信、金融・保険といったサービス産業分野の進出が大勢を占めるようになった。非製造業分野では、日本以外の外国企業による先行事例も多い。アジアおよびオセアニア地域各国の非日系企業によるサービス産業分野に注目し、その取り組みを17回にわたって報告する。

ビジネス短信 b5f713aa94b4df18

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