武漢~モスクワ間の国際コンテナ貨物鉄道が開通-「一帯一路」構想の進展で華中・欧州間の貨物輸送が増大-

(中国、ロシア)

武漢事務所

2015年11月18日

 中国外交戦略の機軸として打ち出された「一帯一路」構想の1つである「シルクロード経済ベルト」を具体化するプロジェクトの一環として、湖北省の省都・武漢とモスクワを結ぶ国際コンテナ貨物鉄道が10月24日に開通した。好調な湖北省経済を反映し、1~9月に武漢と欧州間の定期列車で運ばれたコンテナ貨物(金額ベース)は5億ドルを超えている。欧州・中央アジアを結ぶ新たな貨物鉄道網の整備により、21世紀版シルクロードのターミナル駅として武漢の存在感は一層高まりそうだ。

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