WTO上級委、食肉原産国表示の改定規則は不当と裁定

(米国)

シカゴ事務所

2015年05月25日

 2009年に導入された食肉の原産地表示制度(COOL)の規則をめぐり、米国に生体牛・豚を輸出しているカナダやメキシコとの紛争が長期化している。WTOの上級委員会は5月18日、米国が2013年11月に導入した改定COOL規則は、輸入家畜の詳しい原産国表示が生産者に負担を強いており不当だと裁定を下した。COOL規則を再度改定するのか、撤廃するのか、米国の対応に注目が集まっている。

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