低い外国企業の落札率、現地企業との協力がカギ−欧州各国の公共投資計画の動向(19)−

(ハンガリー)

ブダペスト事務所

2015年03月03日

ハンガリーでの公共入札における外国企業の落札率は極めて低い。2011年に改正された新購買法には外資規制や国内の中小企業優遇策が盛り込まれており、これが外国企業の参入を困難にしているともいわれる。その一方で、外国企業がハンガリー子会社を通じて、EU補助金を原資とした公共入札の落札に成功している例もある。これらの企業は現地に密着し、綿密な事前調査を行って入札に臨んでいる。現地に拠点を持たない外資企業がハンガリーで公共入札を落札するには、現地企業と強固なパートナーシップを結ぶか、計画段階から入札に関わることが重要だといえそうだ。

ビジネス短信 54eff659b8538

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