安定した電力供給体制も電力料金の引き下げに課題−アジア・オセアニア各国の電力事情と政策(13)−

(スリランカ)

コロンボ事務所

2015年02月13日

2010年以降のGDP成長率が年平均7.5%と高成長が続き、経済活動が活発化するスリランカは、政府が電力確保に力を入れており、アジア域内では電力の安定供給が高い水準で実現されている。一方、石油火力への依存や独立系発電事業者(IPP)からの買い入れなどでコスト高になりやすく、電力料金が高い点がビジネス環境上の問題として指摘される。今後の政府の政策は、引き続き電力供給力の増強に向けた取り組みと、電力価格引き下げのための構造転換の双方に力点が置かれている。

ビジネス短信 54d81a9b36718

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