EUの緊縮財政路線の見直しに期待も−ギリシャ総選挙の反響−
パリ事務所
2015年02月02日
ギリシャの総選挙での、反緊縮財政を掲げた急進左派連合(SYRIZA)の勝利が、財政規律を軸としたEUの財政運営に変化をもたらすと期待する声がフランスでは多い。今後、財政規律を重視する国とそれに反発する国との仲介役として、オランド大統領の政治的役割が大きくなると捉えられている。「21世紀の資本主義」の著者で経済学者のトマ・ピケティ氏はラジオのインタビューで、「EUがギリシャに課している財政政策は現実的ではない。債務のリストラクチャリング(再構築)が必要だ」との見解を示した。
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