外貨建てオフショア債務の管理規定を民間企業向けに導入

(インドネシア)

ジャカルタ事務所・アジア大洋州課

2015年01月09日

インドネシア中央銀行は、外貨建てオフショア債務を有する民間企業に対する管理規定を導入し、2015年1月1日から第1ステップを施行した。2016年からは第2ステップに入る。昨今、国内銀行を除く民間企業による外貨建てオフショア債務の残高が増え、その大部分は為替リスクや流動性リスクのヘッジ(回避)が遅れているとの判断から、中央銀行は1997〜1998年の通貨危機の再来を避けるため管理強化に動いた。円建てや米ドル建てなどの外貨建てオフショア債務を有する進出日系企業も本規制の対象となり影響を受ける。

ビジネス短信 54acd7c261698

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