制裁による外貨逼迫がルーブル相場に下げ圧力−ロシア経済セミナーを開催−

(ロシア)

モスクワ事務所

2014年12月17日

ジェトロ・モスクワ事務所は12月15日、「ロシア経済、EU露関係の行方」と題する緊急セミナーをモスクワ市内で開催した。ドイツ銀行ロシア法人の会長や為替アナリストが、為替レートの動向、経済制裁の影響などについて解説した。マクロ経済が大きく揺れ動く中、ロシア中央銀行は12月16日、インフレ高進とルーブル安対策を目的とし政策金利を6.5ポイント引き上げ17%とした。経済制裁による外貨獲得が困難になる中での大幅な利上げは、流動性不安とルーブルのさらなる下落につながり、1ドル=70ルーブルを突破し、ルーブル相場は歴史的な段階を迎えた。セミナーでの発言内容を紹介する。

ビジネス短信 5490f477eb988

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