輸入頼みも、2012年は制度改変で輸入減少−拡大する中南米の医療機器市場(6)−

(ベネズエラ)

カラカス事務所

2013年08月01日

ベネズエラでは医療機器やその部品・消耗品の国内製造が実質的に行われておらず、外国企業の参入余地が大きい。2012年の医療機器の輸入先1位は米国で、中国、ブラジル、ドイツ、パナマが続く。取引先が政府機関の場合は政府調達への参加が基本だが、民間病院の場合は決まった手続きがないため、購入の決定権を持つ人物との関係づくりが重要だ。また、モノ不足が頻繁に起こり、部品供給が止まる懸念があるため、安定供給できるサプライヤーとの取引が特に好まれる。

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