1月のユーロ圏物価上昇率は2.0%に低下−EUも前月比0.2ポイント下がり2.1%−

(ユーロ圏、EU)

デュッセルドルフ事務所

2013年03月05日

2013年1月のユーロ圏17ヵ国の物価上昇率(前年同月比)は2.0%と、前月から0.2ポイント低下した。EU27ヵ国も前月の2.3%から2.1%へ低下した。

<ドイツは2%を切る>
EU統計局(ユーロスタット)の2月28日発表(PDF)によると、ユーロ圏17ヵ国の1月の消費者物価上昇率は2.0%で、2月1日発表の速報値(PDF)と同じだった(表参照)。

EUおよび加盟国の消費者物価上昇率

ユーロ圏の物価上昇率は2010年12月に欧州中央銀行(ECB)が目安値としている「2%未満」を2年ぶりに超え、その状況が26ヵ月連続で続いている。

ECBは2013年2月7日の政策理事会で、政策金利を7ヵ月連続で0.75%に据え置いた。中期的な動向に関し、ドラギ総裁は「インフレ率は予想どおり低下傾向が続き、今後数ヵ月でまた2%を下回るだろう」と述べた(2013年2月12日記事参照)

国別にみると、ギリシャは0.0%と前月から0.3ポイント低下した。スロバキアは前月の3.4%から2.5%へ0.9ポイント低下した。ユーロ圏ではないハンガリーは前月の5.1%から2.8%へ2.3ポイント急落した。ルーマニアは5.1%と、依然として高い水準にとどまっている。

<通信などが物価上昇を抑制>
ユーロ圏の物価上昇の主因となった項目は、電気(寄与度0.16ポイント)、野菜(0.09ポイント)とたばこ(0.07ポイント)。物価抑制の要因は通信(マイナス0.20ポイント)、医療・医療補助サービス(マイナス0.08ポイント)と衣料(マイナス0.06ポイント)だった。

(ゼバスティアン・シュミット)

(EU・ユーロ圏)

ビジネス短信 513404a19a4c0