ECB、政策金利を7ヵ月連続で0.75%に据え置き
デュッセルドルフ事務所
2013年02月12日
欧州中央銀行(ECB)は2月7日の政策理事会で、政策金利(主要リファイナンス・オペ金利)を7回連続で0.75%に据え置いた。
<ユーロの信用回復の兆しあり>
ECBの政策理事会は、政策金利、限界貸付ファシリティー金利〔オーバーナイト貸し出し(翌日返済)の金利〕、預金ファシリティー金利〔オーバーナイト預け入れ(翌日満期)の金利〕をそれぞれ0.75%、1.5%、0.0%のまま据え置いた。
政策理事会後の記者会見で、ドラギ総裁はユーロの為替レートが上昇しつつある傾向に対し、「ユーロ為替レートの動向はユーロ圏に対し信用が回復していることを表している。われわれは今後とも金融市場の動向を注意深く監視する」と述べた。
ドラギ総裁はさらに、ECBが2011年12月に開始した1つ目の長期リファイナンス・オペ(LTRO)の4,892億ユーロの資金要請額のうち、1,406億ユーロを銀行が既に返済したとも発表し、「(この巨額な返済は)金融市場の信用回復を反映している」と述べた。
<2013年1月のインフレ率、2.0%に低下>
ユーロ圏の消費者物価上昇率は2013年1月(速報値、PDF)に2.0%と前月に比べ0.2ポイント低下し、2010年11月以来の最低値を記録した。中期的な動向に関し、ドラギ総裁は「インフレ率は予想どおり低下傾向が続き、今後数ヵ月でまた2%を下回るだろう」と述べた。ECBは「2%未満」を物価安定の目標値として掲げている。
通貨供給量は2012年12月のM3が前年同月比3.3%と、前月より0.5ポイント低下した。民間向け貸し出しはマイナス0.7%と、前月比0.1ポイント上昇した。
(ゼバスティアン・シュミット)
(ユーロ圏)
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