欧米に続く輸出市場として期待−温家宝首相の中南米歴訪−

(ウルグアイ、中国、アルゼンチン、チリ、ブラジル)

北京発

2012年07月04日

温家宝首相は6月28日、中南米4ヵ国(ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、チリ)歴訪から帰国した。各国首脳との会談に加え、南米南部共同市場(メルコスール)との自由貿易協定(FTA)締結に向けた共同研究開始や、中南米諸国のインフラ建設支援に100億ドルを融資することなどを提案した。政府系シンクタンクの研究者は「欧米経済の低迷が続く中、次の有望な輸出市場として中南米諸国、特にメルコスールとの関係強化が重要」との見方を示した。資源や食糧の重要な供給国である中南米諸国に対し、FTAやさらなる投資拡大を関係強化策として示した。

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