ハイネケン、アフリカ大陸全土で事業展開−新興市場開拓に挑戦する企業−

世界市場で多くの主要ビールブランドを所有・管理するハイネケン（本社：アムステルダム）のアフリカ市場参入は極めて早く、100年以上の歴史を持つ。経営陣の多くがアフリカ勤務を経験しているなど、結び付きも強い。現在はアフリカ大陸全土で事業を展開しており、醸造所や麦芽製造所だけでなくソフトドリンクの製造拠点、包装拠点、ワイナリー、蒸留所を持つ。11年にはナイジェリアで生産量拡大に向けた買収、エチオピアで醸造所2ヵ所の落札に成功、南アフリカ共和国では市場トップのSABMillerに挑むために醸造所を開設するなど、拡大基調にある。