麺類ファストフードも登場−欧州の日本食品市場、震災後の現状(9)−

(スペイン)

マドリード発

2012年03月13日

日本食品の認知度がまだ低いスペインでは、震災による風評被害よりも、むしろ欧州債務危機や円高が市場拡大のブレーキになる恐れがある。しかし、日本の食文化や食材は、近年徐々に浸透しつつあり、麺類などのカジュアルなファストフードもようやく根付きつつある。スペインは地理的には遠いが伸びしろのある市場であり、現地パートナーと共同での農産物の生産や、外食ビジネスなど投資機会はある。

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