高い自尊心を持ち購買意欲旺盛な低所得層−BOPビジネスの現状（1）−

拡大する個人消費に目を付けた各国企業が、ブラジル市場の攻略に力を入れている。政府の統計では中間層が全世帯の5割を超え、耐久消費財の消費を牽引している一方、次に消費を担う層として注目されているのが、BOP（経済ピラミッドの底辺層）と呼ばれる低所得層だ。国内のBOPビジネスについて、4回に分けて報告する。1回目は、各所得層の定義、特徴などを紹介する。