アジアからのベリー摘み労働者問題が深刻化

(スウェーデン)

ストックホルム発

2010年08月30日

森に自生する野生の果実(ベリー類)を摘むために、中国、東南アジアから集団でやってくる季節労働者の劣悪な労働条件が問題になっている。さらに、この夏は天候の加減で生育が遅れているため、ベリー摘みの出稼ぎ労働者は払った渡航手数料に見合う収穫を上げられず、不満を強めている。8月初めから各地で数十人単位の抗議デモが起こり、出稼ぎ労働者が現場監督を閉じ込めるといった暴力行為も発生し、逮捕者が出る騒ぎになっている。

ビジネス短信 4c776c0b320c8

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