中国版「所得倍増計画」の検討も−「世界の工場」に広がる賃上げ圧力(3)−

(中国)

上海発

2010年06月24日

2010年に入って、最低賃金(月額)の調整が全国31省(自治区・直轄市を含む、以下同じ)の半数に当たる16省で行われたが、調整後の最低賃金も平均賃金の40〜60%とされる妥当な水準には達していない。政府は所得格差を縮小するため、低所得層の底上げを含む中国版「所得倍増計画」を検討する可能性もある。「世界の工場」の低賃金時代は終わろうとしている。シリーズ最終回。

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