ISAウイルス対策で漁業・養殖一般法を改正−サケ・マスをめぐる状況(2)−

(チリ)

サンティアゴ発

2010年05月19日

政府は、ISAウイルス感染・拡大防止と今後の生産回復に向けて養殖海面の整理・統合の施策を講じている。養殖海面ゾーンを設け、さらにこれを細かいエリアに分割し、エリアごとに休業期間を設けるのがポイントだ。これによって既存の海面使用権の整理・統合が進み、管理しやすくなる。ただし、養殖業者にとって休業期間の順守は一定のコスト負担を伴うため、サケ・マス業界全体の資金需要が高まるとみられている。シリーズ最終回。

ビジネス短信 4bf341357a508

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