ウイルス禍で生産量が大幅減−サケ・マスをめぐる状況(1)−

(チリ)

サンティアゴ発

2010年05月18日

2007年に見つかったISAウイルスがその後養殖地域全域に拡大して以来、国内のサケ・マス業界は苦境にあえいできた。ウイルス自体、人体に影響を及ぼさないものの、アトランティックサーモン(大西洋ザケ)の飼料摂取量が減って成長が遅くなるうえ、感染拡大を防止するには一度水揚げして、一定の期間、水質の浄化を図らないといけないことなどで、影響は長期にわたっている。サケ・マス業界をめぐる動きを2回に分けて報告する。

ビジネス短信 4bf1e2e160310

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