米エクソンモービルが天然ガスプロジェクト上流部門のEPCI請負コンソーシアムを選定
(モザンビーク、米国)
マプト発
2026年09月24日
モザンビーク北部カーボデルガード州のエリア4ロブマ鉱区天然ガス開発プロジェクトを主導する米資源大手エクソンモービルは9月10日、同プロジェクトのアップストリーム開発(注)のエンジニアリング、調達、建設、設置(EPCI)を請け負うコンソーシアムを選定し、意向表明書(LOI)を締結したと発表した。選定されたコンソーシアムは、イタリアのサイペム、ベルギーのヤン・デ・ヌルで構成される。
サイペムのプレスリリースによると、今回のLOI締結は、プロジェクトの実務計画を進捗させることを目的とした限定的な予備設計、調達、そのほかの技術サービスに関するもので、初期契約額は約1,100万ユーロとなる。同コンソーシアムへの最終的なEPCI契約発注は、天然ガス開発プロジェクトの最終投資決定(FID)後に実施される見込みとなっている。
エクソンモービルは8月10日と17日にそれぞれ、ミッドストリーム(中流部門、主に陸上液化天然ガスプラント)のエンジニアリング、調達、建設、設置(EPC)請け負いコンソーシアム、アップストリームの各種設備製造・調達をスコープにした事前投資契約締結を発表していた(2026年9月3日記事参照)。8月から9月にかけての一連の発表は、プロジェクトが2026年内のFID発表に向け前進していることを示すものと報道されている(「クラブ・オブ・モザンビーク」9月11日)。
エクソンモービルはEPCIパートナーの発表に合わせ、プロジェクト推進のための陸上サポート基地(ショアベース)および物流支援を担うパートナーとして、CFMLロジスティック(CFML)とアリスターグループ・モザンビークの2社を選定したことも発表した。CFMLはモザンビーク鉄道港湾公社(CFM)の子会社で、プロジェクトの物流拠点の1つであるカーボデルガード州ペンバ港のバルクターミナルの土地やインフラサービスを提供する。アリスターグループはサブサハラアフリカで事業を展開する物流グループで、商船三井が資本参加(25%)している。同社はショアベースの物流サービスを担当する。
(注)石油・天然ガス業界では探鉱・開発・生産がアップストリーム(上流部門)と呼ばれる。エリア4ロブマ鉱区開発プロジェクトにおいては、18の海底井戸から陸上の液化プラントへ天然ガスを供給するパイプラインなどの設備を指す。
(松永篤)
(モザンビーク、米国)
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