知的財産ニュース 特許ビッグデータを活用し、人工知能・宇宙・バイオなどの未来の成長戦略を模索
2026年7月6日
出所: 韓国知識財産処
- 韓国知識財産処、人工知能(AI)開発戦略・宇宙融合技術開発・ブロックバスター医薬品市場戦略など
- 各省庁の連携によるR&D 13課題の特許分析に着手 -
韓国知識財産処(キム・ヨンソン処長)は、AI、宇宙、バイオなど、未来の成長動力分野における技術競争力の確保と国家R&D戦略の策定を支援するため、「2026年特許ビッグデータに基づく産業革新支援事業(以下『産業革新支援事業』)」を推進すると発表した。
産業革新支援事業は、国の重要な先端産業などの技術分野を対象に、特許ビッグデータを分析して技術開発の動向や競争構図を診断し、R&D戦略の策定を支援する事業である。R&Dを担当する政府省庁や専門機関のニーズに基づき、オーダーメイド型の特許分析を提供し、R&D戦略および段階別の実施計画の策定に活用されている。今年は、国際的な技術覇権争いが激化しているAI・宇宙・バイオなどの分野を中心に、将来の成長原動力の確保に向けた特許分析を重点的に推進する。
AI分野では、米国の主要AI企業が参加するSAIL連合*のAIファウンデーションモデル関連特許を分析する。これにより、韓国が技術的に従属するリスクのある技術を把握し、多様な観点から潜在的な脅威要因を先制的に発掘する予定である。また、実用AI技術分野のサプライチェーン全般において、主要国および企業の技術競争力と中核特許の動向を分析し、有望な技術およびR&Dの方向性を導き出す計画である。
*SAIL(Shared AIC License Foundation):Anthropic、MS、Meta、IBMなど、米国の主要AI企業を中心に、非営利のAIファウンデーションモデル特許プール連合が発足(2026年4月8日)
宇宙分野では、宇宙産業とロボット、AI、半導体などの先端技術が融合する技術領域を対象に特許分析を行う。併せて、宇宙環境におけるバイオ医薬品および食品の開発戦略を分析し、将来の宇宙経済時代に必要となる中核技術とR&Dの方向性を提示する予定だ。
バイオ分野では、今後特許満了が予定されている国際的なブロックバスター医薬品およびGLP-1肥満治療薬の中核特許群を集中的に分析する。この分析を基に、韓国の製薬・バイオ企業のバイオシミラー開発戦略の策定を支援する計画だ。
これとともに、地域の主力産業の競争力強化に向けた特許分析も推進する。大邱(テグ)広域市の自律製造ロボット、釜山(プサン)広域市のSDV*(ソフトウェア中心自動車)を基盤とした自動運転の中核部品、全北特別自治道の再生可能エネルギー産業(水上型太陽光発電、RE100)などを対象に特許分析を行い、地域に合わせた研究開発戦略の策定と新産業の育成を支援する計画だ。
* SDV(Software Defined Vehicle):ソフトウェアでハードウェアを制御・管理する自動車
韓国知識財産処のキム・イルギュ知識財産政策局長は、「特許ビッグデータは、技術開発の流れと産業の未来を示す中核的な情報だ」とし、「AI・宇宙・バイオなど、国家の将来の成長動力となる分野に対する特許分析を展開することで、韓国が国際的な技術競争で優位性を確保できるよう、国家のR&D政策の策定を積極的に支援していく」と述べた。
一方、韓国知識財産処は12月までに特許分析を完了した後、その結果を需要機関に提供し、特許ビッグデータポータル
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