知的財産ニュース これからは特許で収益を上げる時代へ…韓国知識財産処、知的財産(IP)の収益化エコシステムの構築を加速

2026年7月1日
出所: 韓国知識財産処

- IP収益化市場の活性化に向けた投資・金融および制度改善策を議論 –


韓国知識財産処(キム・ヨンソン処長)は、7月1日(水)15時30分、グランド・インターコンチネンタル・ソウル・パルナス(ソウル市江南区)にて、ID社など9社の知的財産(IP)収益化専門企業、韓国電子通信研究院(ETRI)、 延世(ヨンセ)大学技術研究持株会社などと共に「IP収益化専門企業政策懇談会」を開催したと明らかにした。

韓国は、世界第4位の特許創出能力を長期間維持しているにもかかわらず、相当数の優良特許が取引・ライセンス契約などにつながらないまま埋もれてしまっているのが実情である。一方、海外では、特許を買収・活用し、訴訟やライセンスビジネスなどで新たな収益を創出するIP収益化市場が急成長を見せている。

これを受け、韓国知識財産処は、特許を単なる保有にとどまる権利ではなく、経済的資産として活用できる基盤を整備するとともに、有望な特許の発掘・活用から投資・収益化に至るまでを繋ぐ、民間主導のIP収益化エコシステムの構築に注力している。

この日の懇談会は、①IP収益化に向けた金融・投資支援の拡大 ②有望特許の発掘および収益化への連携 ③標準必須特許の創出および活用 ④関連規制・制度の改善など、業界や現場からの多様な提言に耳を傾け、韓国知識財産処の政策方針を説明する場として設けられた。

韓国知識財産処のキム・ヨンソン処長は、「IP収益化市場は、製造設備を必要とせず、少ない投資で高付加価値の創出が可能であるという点で、韓国が持つ特許資産の強みを最大化できる巨大市場だ」とし、「潜在力を備えた特許が実際の収益と産業競争力の向上につながるよう、IP収益化市場の活性化に取り組んでいく」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:横山、徐(ソ)、權(クォン)(いずれも日本語可)
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195