知的財産ニュース 特許庁、デザイン先進5庁（ID5）のHP制作およびサービスを開始

韓国特許庁は、デザイン分野の先進5庁協議体（ID5＊）の公式ホームページを制作し、12月4日からサービスを開始すると発表した。

＊ID5：Industrial Design 5 officesを意味し、全世界のデザイン出願件数の約9割を占める韓国、米国、欧州、日本、中国の先進5庁協議体

ID5の公式ホームページは、「さまざまなデザイン制度の理解」をコンセプトに主要国の制度を比べて検索できるように分かりやすいメニューからなっている。このサービスでは各国の主要統計、関連法令、ID5の会議内容などが検索できる。これで米国、中国など関心を持つ国のデザイン情報を簡単に得ることができて、海外でのデザイン出願を目指す個人や企業、代理人に大きく役立つだろう。

国内外の一般ユーザーのために、スマートフォンやタブレットでも確認できるように反応型Webに作った。基本言語は英語であり、重要情報は3カ国語（韓/中/日）でも確認できる。

また、関心のある内容を複数の人と共有できるようSNSで共有する機能を追加し、各国のデザイン関連のイベントを一目で見られるようにイベントメニューを新設した。

ID5では各国のデザイン制度に対する理解を深めるために、デザインイシューに関する5庁の資料を比較・分析する協力事業を進めている。その結果を韓国特許庁が管理するID5ホームページを通じて段階的に公開し、海外でのデザイン出願に関心のある大勢の人々に提供する。

特許庁商標デザイン審査局の局長は「ID5のホームページは今後、デザイン制度に関する情報の集積スペースになるだろう」とし「国別に異なるデザイン保護方法により、国内外の出願人が抱える問題を解消し、特に米国、中国などに関心が高い韓国の出願人が出願する時に、大きく役立つだろうと期待している」と述べた。