日本取引所グループおよびジェトロの協働に関する覚書の締結について ―情報発信および国際協業・対日投資の促進に向けて―

2022年11月07日

株式会社日本取引所グループ（以下「JPX」）とジェトロは、本日、情報発信および国際協業・対日投資の促進等に係る活動を連携して推進するための覚書を締結しました。

JPXは中期経営計画2024に基づき、企業のイノベーション・成長と資産形成の循環促進をはじめとした、グローバルな市場間競争における日本の金融・資本市場全体の魅力向上に貢献する様々な施策を展開しております。また、ジェトロは対日投資の促進や中堅・中小企業の海外展開支援等の取り組みに加え、国内外企業の協業・連携を支援する「ジャパン・イノベーション・ブリッジ（J-Bridge）」を立ち上げるなど、国際的なオープンイノベーションの促進にも注力しております。

今後、JPXおよびジェトロは相互に連携し、国内外企業の国境を超えた協業・連携をサポートすることで企業価値の向上に資するとともに、海外企業による日本への投資や日本への事業展開に伴う資金調達等を支援していきます。

清田瞭（きよたあきら）日本取引所グループCEOは、「この度、ジェトロとの間で、情報発信、国際協業および対日投資の促進等における協働について合意できたことを大変嬉しく思います。これにより、ジェトロ支援企業をはじめとした関係者の皆様にJPXが運営する市場を積極的に活用していただき、また、上場会社における国境を越えたイノベーションを支援することで、我が国の経済発展に寄与していきたいと思います。」と述べています。

佐々木伸彦（ささきのぶひこ）ジェトロ理事長は、「日本政府は目下、水際対策の緩和や、円安メリット活用を盛り込んだ総合経済対策等により、外需の取り込みや対日投資誘致に注力しております。今こそ、日本市場の魅力や日本企業の技術、協業ニーズ等を、世界に向けて一層力強く発信していく時であり、日本の金融・資本市場を牽引するJPXと協働して、こうした取り組みができることを、大変光栄に思います」と述べています。

なお、今回のJPXとジェトロの覚書締結に基づく最初の活動として、2022年11月15日（火曜）に両者共催による国際経済フォーラム「Japan-Southeast Asia Market Forum」をシンガポールにおいて開催します。同フォーラムは、海外投資家、起業家などに対して日本の「今」を伝えると同時に、東南アジアで盛り上がりを見せるイノベーション分野や中長期的な市場動向等についての意見交換を行い、日本と東南アジアのさらなる連携の可能性について議論を深める内容となります。