ジェトロ横浜
お知らせジェトロ横浜、クライメートテック・スタートアップ4者をドイツへ派遣 ―神奈川発イノベーションの欧州展開を後押し―
ジェトロ横浜は、神奈川発クライメートテックの欧州展開を支援する「クライメートテック・ドイツミッション」の参加者4者を決定しました。「クライメートテック・ドイツミッション」は、ジェトロ横浜が主催し、神奈川県・横浜市・川崎市が協力する海外研修プログラムです。近年、気候変動問題への対応が世界共通の課題となる中、脱炭素化やレジリエンス強化に貢献するクライメートテックへの投資や需要は世界的に拡大しています。欧州は関連規制や市場形成が先行する地域の一つであり、クライメートテック分野のスタートアップにとって重要な展開先となっています。こうした背景を踏まえ、本ミッションでは、参加者の欧州・ドイツにおける協業やビジネス展開の可能性を高めるとともに、国際的なネットワーク構築を支援します。
4者は、2026年10月20日(火曜)から22日(木曜)までの3日間、ドイツ・ハンブルクで開催される欧州最大級の水素・CCUS(二酸化炭素回収・利用・貯蔵)専門展示会「Hydrogen Technology World Expo」(Carbon Capture Technology World Expo併催)に参加します。本事業では、運営委託先であるPlug and Play Japanのグローバルネットワークも活用します。ドイツをはじめ欧州各国や世界から集まる起業家、投資家、産業界のリーダー、研究者などに対して、参加者の製品や技術、ソリューションを発信し、フィードバックや新たなビジネス機会を得られる場を提供します。また、欧州の水素産業の中心地の一つであるハンブルクや、ドイツ最大級かつ欧州屈指のスタートアップ・エコシステムを有するベルリンにおいて、公的機関、研究機関、事業会社、ベンチャーキャピタル(VC)等への訪問も予定しています。
ミッション参加者は、8月から9月にかけて実施した「欧州クライメートテック・スキルアップセミナー」を受講し、欧州やドイツでビジネス展開を図るための知見や実践的なノウハウを習得しました。さらに渡航前には、参加者ごとに個別メンタリングを実施し、目的や課題に応じたマッチング候補先の選定を行います。また、個別の英語ピッチ指導や渡航前オリエンテーションを通じて、ステージピッチやエレベーターピッチなど様々な場面を想定したトレーニングを実施し、参加者の発信力・提案力の向上を図ります。ミッション終了後には、現地で構築したネットワークの中から有望なステークホルダーを日本へ招へいする予定です。採択スタートアップの実証実験現場や事業拠点の視察機会を設けることで、共同研究や共同実証、事業提携など具体的なビジネス連携の創出につなげます。
「クライメートテック・ドイツミッション」採択スタートアップ
社会課題や地球規模課題に対する理解、技術の独自性・優位性、実現可能性、市場性、チーム体制および海外展開力などの観点から厳正な審査を行った結果、参加スタートアップ・研究者(50音順)が決定しました。採択された4者は、神奈川県内に本社・拠点を有する、または県内進出を目指すクライメートテック分野のスタートアップ・研究者です。
| 項番 | 企業・法人名 | 事業概要 |
|---|---|---|
| 1 | Qolombo Elements株式会社 | 省電力化・高付加価値化が可能な新水電解システムの開発 |
| 2 |
SustainaVerse Inc. |
製品のサステナビリティ価値をAIで可視化・評価するプラットフォームの開発 |
| 3 | 株式会社Tyrel Industries | 水中ドローンを用いた洋上エネルギーや港湾・海底インフラのモニタリング事業 |
| 4 |
学校法人東海大学(野原教授) |
物流車両向けCN燃料×微粒化技術による車載型CO₂吸収・回収システムの事業化 |
※ジェトロ横浜では「気候変動影響を緩和しレジリエントな社会を構築する技術的ソリューション、またはその研究開発に取り組むスタートアップの総称」として「クライメートテック」を用いています。電力・エネルギーや資源循環・リサイクル・廃棄物処理を筆頭に、工業・ものづくり、インフラ・街づくり、モビリティ・ロジスティクス、農業・漁業・食料、防災・災害対策など広範囲の課題領域を対象とします。これらの解決に、新素材やバイオテクノロジー、AI、ロボティクス、宇宙/衛星データなど、あらゆる革新的なコアテクノロジーを用いて挑む企業や研究者が対象となります。
- お問い合わせ先
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ジェトロ横浜(担当:大東、廣瀬)
Tel:045-222-3901 E-mail:YOK@jetro.go.jp



