株式会社宇和島プロジェクト
「MIKAN HAMACHI」で北米市場を開拓 サステナブルなブランド魚の挑戦
サービスご利用の背景
株式会社宇和島プロジェクトは、「宇和海の魚を世界へ届ける」をテーマに、愛媛県宇和島市を拠点として養殖魚のブランド化と販路開拓に取り組んでいる。
同社が開発した「みかんブリ」「みかん鯛」は、愛媛県特産のみかんジュース製造時に発生する搾りかすを飼料として活用した養殖魚である。
みかん由来成分による酸化抑制効果に加え、ほのかな柑橘の香りが魚特有の臭みを和らげることから、魚が苦手な子どもや女性からも支持を獲得している。また、食品廃棄物の有効活用という点から、「サステナブルシーフード」として国内外で高い評価を受けている。
これまでも国内卸経由で輸出に取り組んでいたが、コロナ禍の影響により輸出額が大きく減少。海外市場において独自ブランドとしての認知を高める必要性を感じ、本格的な輸出戦略の構築に向けてジェトロの「輸出プロモーター事業」を活用した。
取組・支援
- 現地ニーズを捉えた商品提案を強化
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輸出プロモーター(専門家)の助言のもと、ジェトロ商談会やジャパンパビリオンへの出展を積極的に活用し、北米市場を中心とした販路開拓を進めた。
現地バイヤーやシェフとの対話を重ねる中で、など、用途や販売チャネルに応じた商品仕様へのニーズを把握。 その結果、多様な顧客ニーズに対応できる提案資料や商品リストを整備し、商談後のフォローアップも徹底することで成約につなげた。- ロイン
- ドレス
- スライス
- 冷凍
- チルド
- 「MIKAN HAMACHI」ブランドを市場に浸透
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同社は既存の養殖ブリとの差別化を図るため、「MIKAN HAMACHI」のブランド訴求を強化した。
単にバイヤーへ商品説明を行うだけではなく、採用レストランのシェフだけでなくサービススタッフにも商品の特徴やストーリーを直接説明。店舗で働くスタッフが自信を持って顧客へ薦められる環境づくりを進めた。
その結果、「MIKAN HAMACHI」はレストランの人気メニューとして定着。米国内のみならず、カナダのレストランへの採用にもつながった。 - レストランから小売市場へ販路拡大
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ブランド認知の向上に伴い、小売市場での採用も拡大した。
ハワイのドン・キホーテ全29店舗で取り扱いが開始され、「MIKAN HAMACHI」を導入した売場ではブリカテゴリー全体の売上が4~5倍に増加。これが追加発注につながり、小売市場においてもブランド価値が認められる結果となった。
サステナブル性と差別化された品質を兼ね備えたブランド魚として、レストランから量販店へと販路を広げていった。
成果・展望
こうした取組の結果、支援開始前と比較して輸出額は約14倍に増加した。
また、米国・カナダにおいて新規取引先を獲得し、北米市場でのブランド認知は着実に拡大している。
現在も米国・カナダでは大口案件の商談が継続して進んでおり、更なる輸出拡大が期待されている。
同社では今後、海外輸出専用工場として本社工場の機能強化を進めるとともに、FSSC22000の取得を通じて国際的な品質保証体制の整備を進めていく計画である。
さらに、ボストン・シーフード・ショーなど海外展示会への出展を継続しながら、「MIKAN HAMACHI」のブランド価値を世界へ発信し、北米を中心とした更なる市場拡大を目指している。
米国ハワイで販売された
みかん鯛のチラシ
デンバー商談会の様子
デンバーの和食レストランのメニューに
みかんブリが採用
ご利用いただいたジェトロのサービス
株式会社宇和島プロジェクト
愛媛県宇和島市
https://www.project-u.jp/ ![]()
代表取締役社長:木和田 権一
創業:2010年10月5日
事業内容:水産業:宇和海水産物の安定的販売チャネル開発、ブランド価値向上と安定供給、水産物を中心に食品の高付加価値化を目指す商品開発・加工技術向上、宇和海水産物の海外輸出促進
2026年9月





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