株式会社OKM
代表取締役 桜井 美穂
食品ロス削減と健康志向を追い風に。新たな市場を切り拓いたおからパウダー
サービスご利用の背景
株式会社OKMは、日本の伝統食品である豆腐製造の過程で生まれる副産物「おから」に着目し、その栄養価や機能性を活かした商品開発を行っている。
おからは、高たんぱく・高食物繊維である一方、これまで十分に活用されてこなかった食品資源でもある。同社はその可能性に早くから注目し、健康食品として商品化を進めてきた。
国内市場で成果を上げる中、「おからの価値を世界へ広げたい」と考え、海外販路開拓に着手。ジェトロの「輸出プロモーター事業」を活用し、本格的な輸出活動を開始した。
取組・支援
- 「OKARA」を世界に伝える情報発信
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海外市場において最大の課題は、「おから」という素材そのものが認知されていないことであった。
そこで同社は、輸出プロモーター(専門家)の助言を受けながら、英語版の商品紹介動画を制作。商品の特徴だけでなく、調理方法や食べ方も分かりやすく紹介できる内容とした。
商談会やオンラインミーティングでは動画を活用し、といった健康価値を訴求した。- グルテンフリー
- 低糖質
- 高たんぱく
- 高食物繊維
- 低カロリー
さらに、「食品ロス削減に貢献するアップサイクル食品」という視点を加え、SDGsやサステナビリティへの関心が高い海外市場に向けて差別化を図った。 - SNSを活用した海外ファンづくり
- 同社はInstagramなどのSNSを積極的に活用し、英語での商品紹介やレシピ提案を継続的に発信した。 単に商品を紹介するだけではなく、日常の食生活に取り入れる方法を提案することで、世界各地にフォロワーを獲得。おからパウダーの認知向上につなげた。
- 小売商品から業務用原料への発想転換
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大きな転機となったのがマレーシア市場である。
健康食品を扱う現地企業から問い合わせを受けた際、同社は小売向け商品の販売を想定していた。しかし、バイヤーが求めていたのは自社ブランド製品向けの原料として使用する業務用バルク供給であった。 さらに、として活用したいという具体的な要望も示された。- 自社ブランド商品
- ミックス粉原料
同社は吸湿性など原料供給に関する課題にも対応しながら、業務用仕様への改善を進めた。その結果、継続的な取引関係の構築に成功した。
これは「商品を売る」発想から、「素材として価値を提供する」発想への転換でもあった。
成果・展望
こうした取組の結果、従来は小売向け商品のみで百数十万円規模だった輸出売上は、業務用市場への参入によって大幅に拡大し、売上は倍増した。
現在では、
- マレーシアでは健康食品向け原料
- 台湾ではベーグル原料
- スウェーデンでは餃子の具材
など、多様な用途で利用されており、おからパウダーは食品素材として新たな市場を形成しつつある。 今後は業務用市場のさらなる開拓を進めるとともに、海外パートナーとの協業を拡大しながら、輸出先国および販売量の拡大を目指している。
また、健康志向やサステナビリティ需要の高まりを追い風に、日本発のアップサイクル食品素材として「OKARA」の価値を世界へ発信していく方針である。
高食物繊維、高たんぱく質、グルテンフリーなどの特性を訴求し、海外市場における差別化を図る
顧客ブランドの「OKARA POWDER」と「おからパウダー」を原料に使用した顧客ブランドのミックス粉
「おからパウダー」を使用して作ったベーグル(台湾)
ご利用いただいたジェトロのサービス
株式会社OKM
群馬県藤岡市
https://okara-la-life.com/ ![]()
代表取締役:桜井 美穂
創業:2015年6月3日
事業内容:乾燥おからパウダー原料販売と加工食品の企画、販売
2026年9月





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