大橋珍味堂 株式会社

「日本のおつまみ文化」を切り口に
アジア市場へ挑戦

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輸出品目:
柿の種、珍味
おもな輸出先:
台湾、 香港、 中国


現地ニーズに基づく用途提案で台湾市場への販路開拓に成功

サービスご利用の背景

大橋珍味堂株式会社は、天保元年(1830年)創業、190年以上の歴史を有する老舗食品メーカーである。柿の種や豆菓子をはじめとする珍味の製造・販売を主力事業とし、長年にわたり国内市場で確固たる地位を築いてきた。
一方で海外展開については、どの商品を主力商材として訴求すべきか、海外市場において「珍味」というカテゴリーをどのように伝えるべきか、また販売先となる適切なチャネルをどのように確保するかといった課題を抱えていた。
こうした状況の中、海外市場における商品の可能性を見極めるとともに、輸出戦略を具体化するため、ジェトロの「輸出プロモーター事業」を活用した。

取組・支援

「日本のおつまみ文化」を軸に輸出戦略を構築
輸出プロモーター(専門家)は、まず企業の強みや商品特性を整理したうえで、アジア市場を対象とした輸出戦略の策定を支援した。
商品選定にあたっては、現地消費者の嗜好を踏まえ、醤油、わさび、梅といった味の特徴が分かりやすい商品を中心に提案。さらに、柿の種を単なるスナック菓子ではなく、「酒類とともに楽しむ日本の定番おつまみ」として再定義し、日本独自の食文化として訴求する方向性を構築した。
現地ニーズに合わせた売場づくりと用途提案を実施
販売現場では、台湾の百貨店売場を中心に、現地語によるPOPを活用した商品説明や、ビール・日本酒とのペアリング提案、視認性を高めるディスプレイ設計などを実施した。
商品の魅力だけでなく、その楽しみ方まで含めて提案するマーケティングを展開することで、現地消費者の理解促進と購買意欲向上につなげた。
テスト販売を通じて販促手法を継続的に改善
また、テスト販売を通じて消費者の反応を検証し、販売データや現場の声をもとに売場づくりや訴求方法を改善した。
消費者ニーズを把握しながら売場設計と用途提案を一体的に進めることで、「日本のおつまみ」という新たな価値を浸透させ、継続的な販売につなげた。

成果・展望

支援の結果、台湾の百貨店およびスーパーマーケットとの取引が実現し、商品の本格販売に至った。 現地での販売を通じて、台湾の消費者だけでなく訪日経験を持つ観光客などからも好評を得るなど、「日本のおつまみ」という新たな価値提案が幅広い顧客層に受け入れられることが確認された。現在では年間約300万円規模の継続的な輸出取引へと発展している。
今後は台湾市場における百貨店や専門店向け販路の更なる拡大を見込むとともに、日本酒など酒類とのセット提案による付加価値向上にも取り組む方針である。
また、台湾で得られた販売実績とマーケティングノウハウを活かし、香港やシンガポールなど周辺市場への展開を進めることで、日本のおつまみ文化のさらなる発信と輸出拡大を目指している。

日本の代表菓子として海外百貨店常設販売

酒類と合わせる日本の定番おつまみ
として紹介

海外展示会(香港Food Expo)で現地向けPR

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大橋珍味堂 株式会社

滋賀県東近江市
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代表取締役:大橋 史和
創業:1830年(天保元年)(設立:1973年4月)
事業内容:珍味製造販売、食料品卸売

2026年9月

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